看護学生だった頃、抗ガン剤治療中の患者さんを受け持ったことがある。
自分になにができるのか悩んで、いろいろと本を読みあさった。
そしてイメージコントロール法というのをパンフレットにして渡した。
頭の中で、癌が小さくなっていくのをイメージするというもの。点滴中などは薬が病気をやっつけているのをイメージする。
私自身半信半疑、だけどそれで少しでも自然治癒力が高まればいいと思った。
その時の患者さんはとても喜んで、真剣に取り組んでくださった。
(8年たって、まさか自分がそれをする身になるとはその時はつゆ知らず・・・。)
私が癌を告知されて、その病気が初期よりも進んでいたことから、目の前には最悪のイメージがいやおうなしに浮かんできて、入院中は布団にもぐって、何度も泣いた。同じ病室には末期に近い方々。自分の立場を否応なしに知ることになる。
気がおかしくなりそうだったので、癌を克服された人の本を読みあり、一日に5~10分ほど面会に来てくれるオットには手を握って、ひたすら「だいじょうぶ、治るよ。だいじょうぶ、成功するよ。」を何百回と繰り返し言ってもらった。
今思うと、この「だいじょうぶ。」の呪文がくじけていた私にすごく効いたように思う。
面会に来てくれた友達も「何度もピンチを乗り越えて来たんじゃない。今度もだいじょうぶ。」って言ってくれたし、「顔色がいいから安心した。」と泣いて喜んでくれた子もいた。
前向きな言葉は本当に力になる。
台風の中やって来て「あんたは良い嫁になろうと頑張りすぎたんよ。馬鹿馬鹿しい!元気になったら鬼嫁になりんさい。」とハッパをかけてくれた友人にも感謝。大笑いした。
兄は「これは勝負じゃ、勝負は勝たないと意味がない。絶対勝つと思って挑め。」と言ってくれた。
あと、丁度オリンピックのシーズンで、やわらちゃんの精神力にはいい影響を受けた。
ちょと脱線したけど、そんなわけで数ヶ月間、イメージトレーニングをしたのでした。
先生曰く「癌になるのはさまざまな要因が重なって、癌になるのであって、これが悪かったと断定はできない。ストレスだったり、生活習慣だったり、その素因があったり・・・どれか一つでは癌にまではならない。」
私の場合、癌になるまでの数年間。生きていくのがとても辛くて、常に「死んだ方が楽だ。」とイメージしていた。オットと喧嘩してもお腹のあたりにキューっと違和感を覚えていた。そういう負のイメージや感情が一番弱い部分に癌という形になって表れたのではないかと思う。
良くも悪くもイメージから。もう絶対に死にたいなんて思わない。
2度目の一番大きな手術を前に、先祖のお墓参りに行った時のこと。
無心に手を合わせていると、目の前にまあるい癌が浮かんで、それがフワーッっと消えていく映像がハッキリと見えた。ビックリして息を呑んだ。
もともと想像力が豊かな方だけれども、意図せず、無心な時だったので、それは不思議だった。
その後、頭に腫瘍ができた男の子が治療を諦めて、幻の蝶々を探しにジャングルに行き無心に蝶を追いかけているうちに奇跡的に腫瘍が消えるという実話に基づいた映画をレンタルして鑑賞した。驚いたことに、映画のなかで腫瘍が消えるイメージと私がお墓で見たイメージはほとんど同じだった。
そうして術後の検査の結果、幸運にも間違いなく転移していると言われていたリンパ節への転移は見あたらなかった。
イメージするだけで病気が治るとは思わないけれど、少なからずなんらかの力はあると思う。
あと、言葉には「言霊」といわれるがごとく、力がある。
イメージ&言葉は健康面だけでなく、人付き合い、恋愛、その他色々な面で重要なのだと知るのでした。
<ありがとうございます>
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